リバプール大学のリハースト馬病院での研修が終了したあとは
チェコ共和国で行われたVetPDの実習コースに参加してきました。
VetPDとは、獣医師向けの実践的な研修やハンズオンコースを世界各地で行っている国際的な教育プログラムです。
欧州・北米・アジアなどで幅広くコースを展開しており、馬や小動物の内科・外科・歯科・整形外科など、さまざまな専門分野を対象にしています。
多くのコースでは座学と実技練習を組み合わせた形式で行われています。
今回のコースは馬の抜歯技術を学ぶための2日間に渡るコースです。
参加者は最大で24名に限定され(実際は25名だった)、
朝8時から17時前後まで行われました。
場所はチェコ共和国のフルディムという町の近くにある
Veterinární Klinika Heřmanův Městecという病院です(読めません☆)
参加者名簿をみると、半数がチェコ在住の獣医師で
残りがヨーロッパやフィンランドからの先生方でした。
男女比は20:5で女性が多かったです。
2日とも午前中は13時頃まで講義でしたが、
パンやお菓子、りんご等の軽食とコーヒー・紅茶が用意されており
初日に朝食をスキップした私としては大変有難かったです。
ちなみにイギリスもそうなんですが、
りんごが手のひらサイズと小ぶりで丸かじりがしやすいのです。
講義室内などでかぶりついている姿をよく見かけますし、
丸かじりしていても誰も白い目で見ません。
一つでもかなり満足感が得られるのでりんごの丸かじりはオススメします!
講義内容は、歯の解剖という基礎的なことから始まり、
神経ブロックの説明、レントゲン撮影の説明、抜歯手技の説明、
症例の紹介、CTの紹介などなど充実した内容となっていました。
長時間英語を聞き続けるのは集中力の面からもけっこうしんどかったです
昼食を挟んでからの実習では、参加者はさらに3つの小グループに分けられます。
このため、25名全員が一斉に集まらずに済み、少人数での実習が可能でした。
練習台として解剖体(頭部のみ)が用意されており、実習内容ごとに3つの部屋にそれぞれ設置されていました。
1部屋あたり4頭または3頭です。
頭部のみが机に並べられているという光景だったので、実習中の写真はいっさい撮っていません。
(そのうえ、ほかの受講生が撮影していなかったのもあって撮りづらくて)
初日はレントゲン撮影の部屋、神経ブロックの部屋、口腔カメラの部屋にてそれぞれの手技を練習します。
二日目は臼歯抜歯の部屋、切歯抜歯の部屋、総合練習の部屋と分かれていました。
二日目の実習では頭部が上顎と下顎に分断されており、非常に衝撃的な姿になっていました。
しかしながら、1頭あたり2人で実習に挑めるのはかなり贅沢ですよね。
今回初めてVetPDのハンズオン実習に参加しました。
こんな贅沢なコースが身近で行われている欧米の方々がうらやましくなりました。
日本からでは参加しづらいところではありますが、
チャンスがあるのならば、みなさまにもぜひ参加していただきたいです。
強くお勧めします。

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